
全体像 | アプリケーション
個々のアプリケーション例に入る前に、全体像の把握が重要です。 このページは、金属薄膜形成を必要とされる、すべてのお客様に向けたものです。 ナノインクは、大変シンプルなものです。ナノインクを最も端的に表現するならば、金属箔を塗布によって形成する材料といえます。すなわち、下図に...

リペア | アプリケーション
ディスプレイパネルなどの電子デバイスは、非常に洗練された製造プロセスで生産されます。デバイスの複雑さを考えれば驚異的に小さな確率ですが、ある割合で欠陥を持ったデバイスが生産されます。この欠陥が配線の部分的な切れによるものであれば、ナノインクを用いた配線リペアで極めて容易に補...

インクジェットによる配線、電極形成 | アプリケーション
ナノインクをインクジェット印刷でパターニングする最大のメリットは、その「スピード」にあります。インクジェット印刷ならば、デジタルデータさえあれば、その場ですぐに試作を行うことができます。試作には、常に改良が伴います。サイズを10%大きくしたい、ある部分の配線を少し伸ばしたい...

バイオセンサー | アプリケーション
バイオセンサーは、主に生体に含まれる分子を、何らかの方法で検出して信号へと変換させるものです。近年、医療や健康管理の観点から市場は急成長しており、2016年現在において世界市場は約2兆円と見積もられています。バイオセンサーの中でも重要なものは血糖値(グルコース)センサーであ...


電磁波シールド | アプリケーション
近年、スマートフォン等の携帯無線機器の発展に伴い、無線機器の重要性が急速に増してきています。あらゆる無線機器は、「電磁波」によって通信を行っています。安定した通信を行うには、電磁波環境が理想的である必要があります。例えば、電子レンジは電磁波で食品を加熱する機器です。皆様もご...

金属ペーストとナノインクの違い | 技術資料
1.金属結合を形成しない金属ペースト ナノインクの原料となる金属ナノ粒子水溶液 今、産業で実用化されている塗布型の導電材料で、最も重要なものは「銀ペースト」です。銀ペーストは、マイクロメートルサイズの銀の微粒子、バインダーと溶剤から構成されるのが一般的です。銀の粒子サイズが...

インクジェットで細線は書ける? | 技術資料
インクジェットによるナノインク描画において、大変頻度の高い質問が、最小線幅に関するものです。弊社でも、20マイクロメートルの線を書けますか?といった質問を良く受けます。はじめに答えを申し上げますと、『不可能ではないが、極めて難しい』という回答になります。...

ナノインクをインクジェットで効率よく塗るには? | 技術資料
弊社のナノインクを効率よくインクジェット塗布するには、以下の3つのコツがあります。 1.インクジェットヘッド表面が撥液性であること インクジェットヘッドは大変デリケートです。わずかなインクジェットヘッド表面の汚れが、不吐(吐出できないこと)や曲がりに繋がります。ですから、...

融点降下とは? | ナノインク技術資料
金属微粒子は、そのサイズが小さくなればなるほど、融点が低くなる特徴『融点効果』を持っています。特に、この特徴は、数十ナノメートル以下のサイズのナノ粒子で観察されます(図1)。 図1 融解曲線にみられる粒子のサイズ効果 ナノインクの焼結は、この融点降下をうまく利用したものです...